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社交ダンス初心者の方へ 5(ホールド)



ここまで読まれてきたあなた、あともう少しです。

ホールドです。

姿勢とホールド 6(要約すると)で大まかに説明しましたが、

もう一度詳しく説明したいと思います。

3年前、最初の取組んだのは、姿勢ではなく、ホールドでした。

試行錯誤して行くうちに、腕の筋肉と肩甲骨が背筋と繋がればいいというところまでは解ったものの、

納得できる収まり感は得られませんでした。

余分な力が入ってしまい、収まりが悪いのです。

当然です。

浅いS字姿勢がまだできていないのですから、直線的な姿勢にホールドを載せることになります。

すると、腕が前にある分、重心のバランスが前方、胸の辺りになってしまい、

女性側に傾いてしまいます。

浅いS字姿勢をとることによって、ホールドしても常に重心を背骨(spine)に置くことができることが解っていませんでした。

今だから解るのですが、S字姿勢ができていなければ収まりのいいホールドなどできないのです。

私の場合、軽い筋トレを取り入れた結果、S字姿勢が出来上がり、ホールドが上手く背中にストンと収まりました。

ホールドが、ストンと背中に収まるようになれば、

これでやっとあなたは社交ダンスのスタートラインに立ったことになります。

酷な言い方になりますが、始まったばかりです。

しかし、この自分なりの「姿勢とホールド」が掴めていなければ、

そもそも何も始まらないわけですから、とても大きな自信となるはずです。

今までいくら挑戦してもうまく行かなかった、回転量の多い高度なステップ、

大きなスイングが必要なステップなど、どんどん再挑戦してみてください。

今までどうやってもうまく行かなかったステップを、

自分なり「姿勢とホールド」を崩さないことを意識して、何度も練習してみてください。

ほどよい筋肉の緊張感でつながった姿勢とホールドの威力に、きっとあなたは驚くはずです。

その時の喜びようが、目に浮かびます。

私が自分なりの「姿勢とホールド」を掴んだ時の嬉しさ、

その嬉しさのあまり、同じ悩みを持っている方に一つのアイデアとして伝えたいと思い、

ブログまで始めてしまったことがあなたにも理解できるはずです。

私のこのつたないブログを見て、

基本中の基本である自分なりの「姿勢とホールド」を掴む一助になったとしたら、

これほどの喜びはありません。

今では、

基本中の基本の「姿勢とホールド」は、型ばかり重視するガチガチにチカラが入ったものでなく、

最小限の筋力で、年齢に関係なく、誰でもできると確信するようになりました。

私は余分な力が入らない「姿勢とホールド」で、浮遊感のあるスイングができたらそれで充分と思っています。

ぜんぜん浮遊感の感じられない、型にはまった窮屈そうな踊りを観ると、

見ているこちらもなんか窮屈な感じがして、ぜんぜん楽しい気分になりません。

年齢、身長に関係なく、踊りはそのカップルの個性を表現できたら、

それでいいのではないのかと思います。

その個性を引き出すための第一歩は、ほどよい筋肉の緊張感でつながった姿勢とホールドだと思います。

なんども言いますが、姿勢とホールドは固めて作るものではありません。

ほどよい筋肉の緊張感でつながった姿勢とホールドは、大きな翼のようなスウエイにも、浮遊感たっぷりの伸びやかなスイングにも対応できるはずです。

あなたの活躍を期待しています。



dullinian

団塊の世代、 30年以上前、左ひざを痛めて以来、時々踊る程度、競技会には出ていません。 YoutubeでWDSFの競技会動画とか、レッスン動画を見ているうちに、 今まで教室等で教わってきた下半身を強く使い、型を重視する踊りを見直し、 上半身を連動させ、自分自身の踊りを意識するようになってから、 左膝への負担が軽くなりました。 昨年10月頃から、無理のない筋トレとシャドウを繰り返すうちに、 少しずつ自信を取り戻すようになりました。