ランニング フォックストロット : フォックストロットのエッセンス 4

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少しばかり、フォックストロットの成り立ちを調べてみました。

私の理解できた範囲で、大まかに言いますと、

ラグタイム、ジャズのシンコペーションに合わせて生まれたダンスの中の一つがフォックストロットだそうです。

音楽が先にあるのです。

音楽を表現する一形態がダンスなのです。

シンコペーションと知ったかぶりで、難しい言葉を使ってしまいましたが、

スイングジャズ特有の「間(ま)」、「リズムの遅れ」ではないかと自分なりに解釈しています。

四角張ったリズムではなく、スイングジャズ特有の「揺らぎ、うねり」のあるリズムだと考えています。

氏が言うランニング フォックストロットとは、

揺らぎ、うねりのない、単に走っているだけのようなリズムで踊るフォックストロットのことを言っているのではないかと、私なりに解釈します。

Asis Khadje Nouriさんのレクチャーの一部を切り取ってみました。




“See . The leg in front of the body is not good”

”The body commands the step”と言っています。

聞き取りも訳も自信がなく、気後れするのですが、

「見て。ボディの前にある脚は良くない」

「ボディがステップを支配する」

と自分なりに訳してみました。

つまり、氏はスイングジャズ特有の「間(ま)」を

”The body commands the step” による ”delay” 感によって表現できることを

シャドウで実際に踊って見せています。

言葉であっさり簡単に書いてしまいましたが、

実際にこのような動きをすることは、私のダンスのレベルでは至難の業だと思います。

氏は動画のどこかで「static(静的な)」という言葉を使っていたと思いますが、

これも”The body commands the step” による ”delay” 感を表現する言葉の一つではないかと思います。

ワルツとクイックステップのスイングとは一線を画すフォックストロットのスイングになんとも表現し難い複雑さを感じます。

それは結局のところジャズ発祥の複雑さと絡み合っているようです。

そして、WDSFトップレベルの競技選手の、フェザーエンディング、ウイーブエンディングの右脚のコントロールが、氏が言う ”body commands the leg” の基に行われていたことを知り、ガツンと納得です。

Evaldas Sodeika – Ieva Zukauskaite 組の、踊り出しのフェザーフィニッシュをご覧ください。

実際の踊りの方が、言葉なんかで説明するより、はるかに雄弁です。




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