前回はS字姿勢の下半分を説明しました。
今回はS字姿勢の上半分です。
S字姿勢の上半分はみぞおちから胸にかけての部分です。
胸を少し上に向けてみてください。
そっくり返るほど反らす必要は全くありません。
胸を少し上に向けると、自然と胃が少し持ち上がります。
いかがでしょうか?
胃が少し持ち上がらない人は、おそらくお腹にたっぷり脂肪がついているか、
もしくは胸筋と腹筋がちょっとばかり不足しているのではないかと思います。
筋トレの必要があるかもしれません。
だからといって、過激な筋トレは不要です。
膝をつけての腕立て伏せ10回、クランチ20回程度で充分です。
この程度の筋トレで、自ずと胸筋と腹筋の連動ができ、腹筋が使われることで胃が少し持ち上がります。
ただしすぐに、自然と胃が少し持ち上がるようにはなりません。
ひとによって違いがあるのでしょうが、私はきっちり半年かかりました。
私はやせ型なのに、お腹にはたっぷり脂肪がついていたからです。
クランチを続けることで、お腹の脂肪がどんどん落ちて行きました。
お腹の脂肪が落ちることで、さらに胸筋と腹筋の連動が自然とできるようになったのではないかと思います。
筋トレというボタン、
そのボタンを一つ掛けずにいたら、
きっと、一生、自分なりの「姿勢とホールド」を掴めずに終わったかも知れません!
クランチの動画を紹介しますので参考にしてみてください。
焦らず続けることができれば、おのずと結果がついて来ます。
筋肉は裏切りません。
ただ筋トレは無暗に続ければいいわけではありません。
自分にはこれが良いと思える量と回数を週単位で考えることが重要のようです。
私はまだ週単位での適切な量と回数が分かっていません。
筋トレの回数が多すぎて、腰痛を起こしたり、
少なくて足がつったりと、
自分に最適な量と回数はこれからの課題です。
筋トレの方法について、次の「松下兄弟」さんの動画が参考になるかと思います。
ところが、このS字姿勢の上半分もまた30年前にK子先生から指導を受けていました。
先生はこう言いました。
「胃を持ち上げて、ここで女性とコンタクトするの」と
五本指で小さい円を作り、それをみぞおちの近くの右あばら骨あたりに当てました。
直径5センチほどの円でコンタクト部分を示しました。
つまり、べったりのロングコンタクトではなく、小さな円形でコンタクトするという事です。
実際にあなたもやってみてください。
胸を上に向けなければ決して小さな円形でコンタクトはできません。
下半身を少し出っ尻にして、小さな円形でコンタクトしようとすると、自ずと、胸が張られ、薄いS字姿勢が完成するはずです。
30年前に、K子先生から「姿勢とホールド」の全て指導を受けていたのにと、
自分を責める気持ちはありますが、
いやいや、自分なりの「姿勢とホールド」に辿り着くことができただけで、
良しとすべし、
K子先生の指導が心に残っていたから、
幼児の出っ尻、鳩胸、
クラッシックバレエのアン・ドゥオール、
ジュブナイルの競技選手、
がヒントとなり、自分なりの「姿勢とホールド」に辿り着けたのではないかと。
どうやら、人生に於いて、自分の好きなこというのは、
過去と現在がひとつながりになっているんだなあと思うようになりました。
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