この記事に目を留められた、あなた、
あなたは、社交ダンスを始めてその魅力の虜になった方かも知れません。
早く上手になって、思いっきり身体で音楽を表現したいと思っている方かも知れません。
とにかく、社交ダンスに興味津々という方だと思います。
「学問に王道なし」という故事ことわざがあります。
なんでも意のままになる王様であっても、簡単に習得できる王道(近道)はないという意味です。
なにも学問に限らず、大概のことはこの故事ことわざが当てはまります。
誰もが等しく、経なければならない過程があるのです。
社交ダンスも例外ではありません。
ただし、社交のそのままの意味で、つまり付き合い程度とお考えならば、社交ダンスは近道で充分です。
上達しようとわざわざ、あれこれ悩む必要などありませんから。
人それぞれ考え方の違いがあって当然ですから。
現在、私がダンスに熱中し始めた30年前とは比較にならないほど、素晴らしい環境にあります。
どこに住んでいようとまったく問題ありません。
30年前は、首都圏に住んでいなければ享受できなかった環境が、現在はどこに住もうと関係なくあるのです。
踊るフロアさえあれば、ただそれだけでいいのです。
それはインターネット環境のおかげです。
パソコン一つあれば、さまざまな、過去の価値ある本質的な情報、
さまざまな価値ある最新情報にアクセスできるからです。
だからといって、誰でもその価値ある情報の恩恵を受けられるかというと、
はっきり申しまして、誰でもというわけには行きません。
情報が多くなればなるほど、
自立した自分が無ければたくさんの情報に振り回されるだけです。
しかし、近道なんて無いんだと腹をくくり、自分のやり方で取り組む覚悟ができれば、
必ずや自分が納得できる結果を獲得できるはずです。
近道はないにしても、なるべくなら遠回りせず、迷路に紛れ込むのを回避する、
その一つのアイデアとして、私の話をお聞きいただければ幸いです。
近道はないとしても、
目標に到達する道はたくさんあります。
私が試行錯誤した方法はあくまで一例にしかすぎません。
ですから、そういうやり方もあるのかと、参考にしてもらえれば充分です。
しかし、自分なりの「姿勢とホールド」を掴んで以来、
練習会場、パーティ会場で男性の背中を後ろから一目見ただけで、
その方の習熟度が判るようになりました。
無理やり型にはめたような、ガチガチに力の入った「姿勢とホールド」ではなく、
力が抜けてはいるけど、なお、ほど良い緊張感の「姿勢とホールド」なくして、
社交ダンスは何も始まらないのです。
前置きが長くなってしまいました。
次回から、社交ダンス初心者の方へできるだけ丁寧に、
社交ダンスの基本中の基本を解説して行きます。
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